未経験でもゲーム開発の仕事に転職できる!具体的な転職法を解説

テレビゲームに加え、スマホゲームやオンラインゲーム等、様々な種類のゲームが登場してきた現代。

そんなゲームブームが続くなか、「自分でプログラミングして、ゲームを開発してみたいな」と考える人も増えてきていますね。

でもそんな仕事に就きたいと思い立っても

 

ゲームは好きだけど今までプログラミングに触れたこともない未経験の自分でもなれるのかな?

……こんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、ゲーム開発の仕事への転職は全くの未経験でも叶います。

そこでこの記事では、

  • ゲーム開発に必要なスキル
  • 全くの未経験からゲーム開発の仕事に転職するための方法

上記2点を中心にわかりやすく書いていきます!

目次

【結論】未経験でもゲーム開発の仕事に十分転職できます

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結論から言えば、未経験でもゲーム開発の仕事に転職することは十分に可能です。ここではその理由について解説していきます。

前提:未経験=ゲーム業界が未経験という意味

とはいえ前提があり、「未経験」という言葉の意味は「ゲーム業界での開発が未経験」という意味であって、スマホアプリなどを開発するためのプログラミング言語を知らない・使ったことがない、という意味ではありません。

たとえば下記はマイナビ転職に掲載中の「株式会社DeNA Games Tokyo」の求人案件ですが、募集要項の中に以下のように記載があります。

「【SIer出身など、ゲーム業界未経験者も活躍中!】◎何らかのシステム開発経験をお持ちの方」

もちろん、中には開発など含めて完全な未経験でもOKという求人もあるのですが、すでに何かしらのプログラミング言語が使え、Webサービス等の開発経験がある人材と全くの未経験者では、どちらが採用してもらいやすいかは言うまでもありません。

ゲーム開発の雰囲気を体感しておくためにも、事前にある程度プログラミングを学習しておき、それを使った何かしらの開発経験を持っておいた方がいいでしょう

では、以下からは「プログラミングを用いた開発経験がある」という前提のもと、ゲーム開発の仕事に転職が可能な理由について順に3つ解説していきます。

理由① 求人案件数が多いから

まずは単純に求人案件数の多さです。

冒頭でも書いたように、オンラインゲームやスマホゲームが次々にリリースされゲームブームとなっている昨今、それに伴う開発案件も多くなっています。

下記は大手求人検索サイト「indeed」で未経験OKのゲーム開発の求人案件を検索した結果ですが、なんと求人数は全国で6,000件を突破しています。

研修制度を備えた会社などもあるため、希望に沿った求人案件が見つかりやすいことでしょう。

理由② 特別な資格が必要ないから

医師や士業などと違い、ゲーム開発の仕事に就くには特別な資格は一切必要ありません。年齢などの制限はありますが、プログラミングスキルさえあれば誰でもOKなのです。

実際に求人案件を見ても、応募条件に特定の資格を持っていることを掲載している企業はほぼありません。

理由③ 学習法がたくさんあるから

ゲーム開発に使うプログラミング言語の学習方法も多種多様です。インターネット上で無料で学べる学習サイトは、動画形式で学べるもの、スライド形式でゲーム感覚で学べるもの等、色々なものが増えています。

プログラミング関連書籍も豊富で、さらに現役のエンジニアから直接学べるプログラミングスクールも続々と増えてきています。

プログラミングの学習法はこれだけの種類があるので、学習のハードルが高いようでいて実は低いのです。必ずあなたに合った学習法があります

未経験からゲーム開発の仕事に転職する方法3ステップ

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続いては未経験からゲーム開発の仕事に転職するための方法を3ステップで解説していきます。

ステップ1:まずはプログラミングスキルを身に着けよう

ゲーム開発の基本はプログラミングです。ゲーム開発に必要なプログラミングスキルを身につけましょう。

なおゲーム開発に必要なプログラミングスキルの例と、その学習法についてはこの後を詳しく解説します。

ゲーム開発に必要なプログラミングスキルの例はこちら

ゲーム開発に必要なスキルの学習法はこちら

※上記2つはページ内リンクにする

ステップ2:簡単なゲームを開発してみよう

プログラミングスキルがある程度身についたら、簡単なゲームを開発してみましょう。

実際にプログラムを書いてゲームを作ってみることで、うまく動作しなかったり等の不具合が発生したり、より効率的な開発方法(プログラムの書き方など)を実践的に学ぶことができます

まだ学習が足りてないポイントや、より学ぶべきことがわかってきますので、実際に手を動かすことは非常に重要なポイントです。

ステップ3:ポートフォリオを作成し、転職活動してみよう

オリジナルのゲームを開発ができたら、それをポートフォリオにまとめてみましょう。

ポートフォリオとは、いわば自分の作った成果物をまとめた作品集であり、企業に実績や能力を評価してもらうための資料です。

実際の成果物と自分のスキルを効率的にアピールできるものですので、これがあるとないとでは企業の印象が大きく変わります。必ず制作してから転職活動に臨みましょう!

ポートフォリオのメリットや作り方のポイントなどは下記の記事にまとめていますのであわせてご覧ください。


ゲーム開発に必要なプログラミングスキルの例

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では、ゲーム開発に必要なプログラミング言語にはどんな種類があるのでしょうか? ここでは代表的なものをいくつかご紹介します。

C言語(C++、C#)

主に、家庭用ゲーム(コンシューマーゲーム)やPCゲームを作るために使われる代表的なプログラミング言語です。

ゲーム開発といえばC言語と言われるほど有名なもので、ゲーム開発をしたいという方はまずC++、やC#といった言語からスタートすることが多いようです。

※C言語を使って簡単にゲームを作成する方法については下記の記事をご覧ください。

Unity

Unityとは、ユニティ・テクノロジーズ社が提供する、ゲーム開発プラットフォームです。

2D・3Dに関わらず多種多様なゲームを開発することのできる優れたツールで、企業でもUnityを使ってゲーム開発を行うことが増えています。

細部にこだわった開発には「JavaScript」「C#」などのプログラミングのスキルが必要になりますが、基本的にはプログラミングなしでゲーム開発ができる優れたツールです。

※Unityについて詳しくは下記の記事をご覧ください。

JavaScript

JavaScriptはPCでインターネットに接続して使う、Webブラウザ用のゲームで主に使われてきたプログラミング言語です。

最近ではスマホゲームの開発にも多用され、もはやスマホゲーム開発に必須の言語となっています。

JavaScript単体の学習難易度は高くありませんが、ゲーム開発に応用するためには色々なツールの使い方を同時にマスターしていくのがおすすめです。

※JavaScriptを使って簡単にゲームを作成する方法については下記の記事をご覧ください。

Java

Javaはシステム開発やWeb開発、アプリケーション開発など多岐にわたる用途で使われている歴史の古いプログラミング言語です。

ゲーム開発にも使われ、実はクラフトゲームとして人気の高い「Minecraft」もJavaで開発されています。

※javaについて詳しくは以下の記事をご覧ください。

Ruby

Rubyは日本生まれの比較的新しいプログラミング言語で、Webサイト、SNS、Webアプリやスマホアプリから人工知能まで、様々な開発に使われています

コードの書き方がわかりやすい、コードの記述が簡単など、初心者でも学習ハードルが低く習得しやすいという特徴もあります。

※Rubyを使ってゲームを開発するにあたって身につけておきたい知識は以下の記事にまとめていますので、合わせてお読みください。

スマホアプリ用の言語(Swift、Kotlin)

近年最も多くリリースされているゲームは圧倒的にスマホアプリです。そのため、スマホアプリ開発用の言語も覚えておいた方が良いでしょう。

スマホアプリ開発に使うプログラミング言語はOSによって異なり、それぞれ下記のものを使うのが一般的です。

  • iOS:Swift
  • Android:Kotlin

それぞれのプログラミング言語について詳しくは下記の記事で解説していますのでお読みください。


転職時に役立つ!ゲーム開発に必要なスキルの学習法

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最後に、上記で紹介したゲーム開発に必要なスキルの学習法について3つ簡単にご紹介しておきます。

学習書で独学する

独学で学習する際の定番は、やはり学習書を使った勉強法です。

プログラミングの学習書は多数出版されていて、中にはゲーム開発に特化したプログラミング学習書もあります。

とはいえ初めてプログラミングに触れる方は「どの本を選んだらいいかわからない」というお悩みもあることと思いますので、当ブログ編集部が特におすすめできる本を以下の記事にまとめました。

こちらを参考に選んでみてください。

無料学習サイトで学習する

継続できるか分からないし、できるだけコストをかけずに学習したい

という方は、プログラミングの無料学習サイトを利用してみましょう。

無料とはいえ、スライドを見ながら課題をこなして経験値を貯めてレベルアップ! といった、ゲーム感覚で学べるサイトや、動画を見て学べるサイト等、クオリティの高いサイトがたくさんあります

独学の学習のポイントを押さえれば、無料学習サイトでも十分にプログラミングの勉強は可能です。

なお、おすすめの無料学習サイトと、独学で学習する際のポイントは以下の記事にまとめていますので、お読みください。

プログラミングスクールに通う

学習書や無料学習サイトを使った独学はモチベーションの維持がしづらい、質問ができない、知識に偏りがでてしまう……などの問題点もあります。

そんな方は、プログラミングスクールに通ってプロから直接学ぶという方法もおすすめです。

プログラミングスクールは実際にゲーム開発に携わっている現役エンジニアから直接教わることができるため、効率よく学習が可能。

費用はもちろんかかりますが「できるだけ早くゲーム開発の仕事につきたい!」という方には最もおすすめの学習法です。

まとめ

需要・人気ともに高く、未経験からでも転職が可能なゲーム開発業界。

自分に合った学習法でゲーム開発なスキルを身につけ、一日でも早く理想の仕事を手に入れましょう!

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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